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Artist : BARN OWL バーン・オウル
Title : LOST IN THE GLARE ロスト・イン・ザ・グレア
NOW ON SALE
Thrill Jockey / Lively Up
XQJH-1009
457133940009-1
¥2100 (w/tax)

 

 

Track List

  1. ペイル・スター Pale Star 4:24
  2. チュリア Turiya 4:06
  3. デヴォーションⅠ Devotion I 5:57
  4. ザ・ダーク・ナイト・シンス・1683 The Darkest Night Since 1683 7:32
  5. テンプル・オブ・ザ・ウィンズ Temple of the Winds 3:25
  6. ミッドナイト・タイド Midnight Tide 3:25
  7. ライト・エコーズ Light Echoes 6:09
  8. デヴォーションⅡ Devotion II 4:59
  9. ライヴ・アット・ザ・バークレー・アート・ミュージアム Live at the Berkeley Art Museum (Japan Bonus) 15:34

 

Quates

「無限に続く深淵から現れたこの最新のサイフォンは、死者の国のための焦げついた現世の作品だ。多くのアーティストが束の間の気まぐれを手早く呼び起こすこの時代に、バーン・オウルは灰のなかから最上のものを生み出す」

-Raven Sings the Blues / Altered Zones

「バーン・オウルは深宇宙へと飛び出し、ジョン・フェイヒー、ジョン・ローズ、パンディット・プラン・ナートらと音楽で触れ合い、共に天上の交響曲を奏でる」

-The Wire

「エレクトリシティと言葉のない讃美歌、その音色の集合体」
-Mojo(#6 on 2010 Underground Albums of the Year List)

 

Bio

「ロスト・イン・ザ・グレア」はバーン・オウルにとってThrill Jockeyからのセカンドアルバムであり、大好評を博した12インチEP「Shadowland」に続く作品だ。「Shadowland」と同じくサンフランシスコのLucky Cat StudiosでPhill Manleyによってテープに録音された。一年間にわたって作曲したマテリアルで構成され、2011年の冬を通してセッションしながらレコーディングは行われた。アルバムの中心的な音はCaminitiとPorrasの2人が奏でるギターのサウンドで、しっかりとかみ合った進行と土ぼこりの舞うドリフトがらせん状に張り巡らされている。ほとんどがフィンガーピッキングのギターの音色であり、アメリカのミニマリストたちのヒプノティックな影響を呼び起こす正確な動きで、互いを縫うように進んでいる。

前のレコーディングでよく使われたハーモニウムが、「ロスト・イン・ザ・グレア」ではファルフィッサ社製オルガンの代わりに用いられた。アルバムの楽曲は深宇宙を漂う旅のようだといえる。厚く層をなしたエレクトリックとアコースティックのコンビネーション、そして溶解するアンプの壁とそこからフィードバックする魔力を持ち合わせている。きっちりとした構成と整然としたカオスの間に引かれた線はうっすらとぼやけ、トーンは砂漠の太陽の下でじりじりと焼かれる骨のようだ。

サハラ砂漠のたそがれ時を想起させるリズミックで旋回するギターの音、喜々としたシンセのうねり、そして深宇宙の孤独感がこだまするコーラルの間で、デザートロックをルーツに持つ2人のサウンドが光り輝く新たな領域へ飛び出したのは間違いない。このサウンドを特定のイメージに結び付けるのは難しいだろう。ブルーズやラーガ、マリ共和国北部のトゥアレグ族に関連するギタースタイルといった異なった影響が、宇宙的で雄大と評されるユニヴァーサルなサウンドへと溶け込んでいる。

またギターやオルガンに加えフィーチャーしている楽器もさまざまだ。Juno60やカセットテープ、Michael Elrod(The Alps、Date Palms)が奏でるタンプーラやゴングにSteve Dyeのバスクラリネット(Portraits)など。だが決定的なのはドラマーのJacob Felix Heuleの参加だろう。Heuleのプレイは逆説的で、へヴィで威厳がありながらも繊細でエレガントだ。ヒプノティックな進行が、抽象的な音やオーケストラのうねりへと変身する。バーン・オウルへの彼の参加はサウンドを新たな高みへといざなっているのだ。

Jefre Cantu-Ledesmaとのひと月に及ぶヨーロッパ・ツアーから戻ってきたばかりのバーン・オウル。サンフランシスコが拠点の彼らは「ロスト・イン・ザ・グレア」のUSツアーに向けて、今エンジンをかけているところだ。