GRAMMEは文句なしに最高で、Hot Chipもずっと影響を受けてきた。彼らの演奏はただただ素晴らしい ~ ジョー・ゴッダード(HOT CHIP)

Infomation

Artist : Gramme グラム
Title : Fascination ファッシネイション
10th July 2013 on sale
MAGNIPH/Tummy Touch Records
MGNF-1002
¥2100 (tax include)

GRAMMEは文句なしに最高で、Hot Chipもずっと影響を受けてきた。彼らの演奏はただただ素晴らしい ~ ジョー・ゴッダード(HOT CHIP)

伝説のGRAMME、完全復活!!
2000年代初頭にEPをリリースしたのみで伝説と化していたGrammeがフル・アルバムで遂に帰還!剥き出しに鳴らされる、プロト・ファンク/パンクなフロア・ミュージック!
マンチェスター~NY/サイコ・ディスコ~DFAに至るアンダーグラウンドなダンス・ミュージックがタップリと詰まったラディカルでパンク、そしてファンクなダンス・ミュージックが詰まった待望のフル・アルバム到着!!

 

Track List

  • ドゥ・ユー・リアリー・ウォント・サム Do You Really Want Some
  • トゥー・ハイ Too High
  • ガールズ・トーク Girls Talk
  • ラフ・ニュース Rough News
  • ラフ・ニュース・リプライズ Rough News Reprise
  • エクスポ Expo
  • ファッシネイション Fascination
  • キャブヴォルト38 Cabvolt 38
  • ラフ・アウト・ラウド Laugh Out Loud
  • TMWYGT TMWYGT
  • アイ・フィール・ザ・モーメント I Feel The Moment
  • イッツ・マジック It’s Magic
  • アイル・メイク・イット・アツプ・トゥ・ユー I’ll Make It Up To You <ボーナス・トラック>
  • アイ・キャント・レジスト I Can’t Resist <ボーナス・トラック>
  •  

    Bio

      10年以上に及んだ沈黙―ギグもリリースも一切ナシ―を経て、Grammeがデビューアルバム「ファッシネイション」で戻ってきた。バンドの信奉者たちも、たった一度のリリースだった「Pre-Release」EPのファンも途切れることなく増え続け、2011年には楽曲「Like U」(Hot ChipのJoe Goddardのヴァージョン)の12インチの海賊版さえ出回るようになっていた。それから数ヶ月後に、彼らはセルフ・リリースの白盤と新たなマテリアルを配布。これらのEPが「ファッシネイション」へと姿を変えた。Grammeにとって初めてのフル・スタジオ・アルバムだ。

       音楽的に“先駆者”といえるバンドだったGrammeは、2000年前後に姿を消してしまっていた。もともとはTrevor JacksonのOutput Labelと契約して、90年代の中頃に登場していたが、潮流に逆らって泳いでいることに自分たちで気づくほど、当時のシーンとはかけ離れたサウンドを演奏していた。

       当初5人編成でスタートしたこのバンドの結成は、“エモーショナルでメランコリー”なサウンドに対する共通の好みがきっかけだった。それは今、ジョイ・ディヴィジョンやセクション25、A Certain RadioといったFactory Recordのアーティストたちの代名詞ともなったサウンドだ。バンドが魅了されていたのは80年代初期にマンチェスターを席巻したサイコ・ディスコや、NYのアンダーグラウンド系プロト・パンク−ファンクで、99レコーズのリキッド・リキッドやESGといったバンドだったという。さいが投げられたのは、1996年に行われた激しいカムデン・ギグの後で、伝説的DJのNathan Gregoryがこう言い放ったときだった。「おまえらのバンドが気に入った。ダンスすればいいのかポゴすればいいのかはわからないがな」その当時のGrammeのサウンドは、独自の個性として未だ彼らの中にはっきりと残っている。

       そして1997年にEP「Pre-Release」をレコーディング。けれどもリリースは1999年まで待たねばならなかった。プロデュースを手がけたのはTrevor jacksonだった。数日かけてというよりも数時間で作り上げたといえるこのEPは、ロンドンのBlackwing Studioで行った初期のセッションの熱気をそのまま伝えている。リリースされるとカルト・ヒットとなり、話題をさらったトラック「Like U」は、その後Hot ChipのDJ Kicksコンピ(2007年)でもフィーチャーされた。Tim GoldsworthyとJames Murphyもまた、活動をはじめたばかりのころのDFA のサウンドに、このEPの影響を認めている。

       2001年には新たに契約していたレーベル(Junior Boy’s Own)から飛び出し、過酷なスケジュールで辛い疲労に耐えながらも、メンバーたちは更なる一年を共に過ごしていた。しかし内部のいざこざや不信感といったものが知らぬ間に亀裂を生み、とうとう翌年の1月にバンドは崩壊してしまう。とはいえ今となればそれは必然だったといえるだろう。己のクリエイティビティの深い森を彷徨っていた彼らが、バンド活動から離れたところで何か特別なものを見いだしたのは明らかだ。

       2012年、Grammeはスリムな4人編成となった。だが、情熱は変わることなく、楽曲制作に対する可能性に日々鼓舞されている。4曲入りのEPを3種類店頭に並べていたが、もう売り切れてしまったらしい。そして次のステップが12曲入りの「ファッシネイション」で、Tim ‘Love’ LeeのTummy Touch Recordsから2月にリリースされる。「ファッシネイション」が描写しているのは、この2年半の間の散発的ではあるが強力なライティング、ジャミング、レコーディング、エディティング、そして少なくとも3度に及ぶ再出発だ。目指してきたことは、作品をクリエイトするときに時間をかけないこと、そして長い時が過ぎても決して古くさくならないものを創り上げること。それにはクラブだけでなく、車の中やキッチンでさえも楽しく聴けるサウンドにすることが必要なのだ。