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Hurricane Bells ハリケーン・ベルズ
Tides and Tales タイズ・アンド・テイルズ
2011年12月7日発売
XQJH-1012  2100 yen (w/tax)

ロングウェイヴ、アルバート・ハモンド・ジュニア・バンドをはじめ、NYCの音楽ブレーンとして活躍するスティーヴ・シュルツの新プロジェクト、ハリケーン・ベルズの最新作!
デイヴ・フリッドマン(フレイミング・リップス、マーキュリー・レヴ他)とのコラボで深く美しいフィードバックをポップに昇華したロングウェイヴ。 ストロークスのギタリスト、アルバート・ハモンド・ジュニアのソロ・バンドで披露したギター。 KTタンストール、テディ・トンプソンなど多くのアーティストたちのバンドで活躍するスティーヴ・シュルツが手掛ける新プロジェクトがハリケーン・ベルズだ。深い余韻をもった美しいドライヴ・ギター・サウンドが奏でる、2010年代のオルタナティヴ。

 

Bio

1907年7月28日にニューヨーク市で起こった不運な出来事の話が、スティーヴ・シュルツの心に深く残っていた。
その日、葉巻の火の不始末が原因で、コニーアイランドの遊園地「スティープルチェイス・パーク」が火災に巻き込まれた。炎はNYで最も活気のあった場所のひとつを灰にしてしまったが、翌日、創始者のジョージ・ティリューは希望の言葉を表に貼り出すことにした。そこにはこう書かれていたという。「昨日なかった困難を今日わたしは抱えている。昨日抱えていた困難は、今日のわたしにはない」
そして104年経った今、ハリケーン・ベルズのセカンドアルバムには文字通り同じ希望が湧き出ている。アルバム「Tides and Tales」のオープニングトラック「I’ve Got A Second Chance」の冒頭で、シュルツはティリューのその名言を歌詞にしているのだ。
「すごく素敵な言い方だとずっと思っていた」とシュルツ。
ハリケーン・ベルズのたったひとりの正式なメンバーであるシュルツが最初にその名前を知らしめたのは、ニューヨークのバンド、ロングウエイヴのシンガー/ギタリストとしてだった。バンドは4枚のアルバムをリリースし人々に大絶賛されたが、2009年に活動を休止。白紙の状態で始めたハリケーン・ベルズはシュルツにとってセカンドチャンスといえるものだった。
そのデビュー作「トゥナイト・イズ・ザ・ゴースト」(2009年)は批評家やファンたちから大きな支持を得た。Alternative Pressは「2010年、絶対聴くべきバンド」と言い、BLURTは楽曲について「ヘイジーでメロディック……そして一度聴いたら忘れられない」と評した。またConsequence of Soundは「ザ・キラーズとデヴェンドラ・バンハートに子供がいたとして、もしその子供が卓越したポップ音楽を書いたとしたら、それは紛れもなくハリケーン・ベルズに似ているだろう」と書いたが、まさしくその通りだ。
当然のことながら「ニュームーン/トワイライトサーガ」のサウンドトラックへの参加が、ハリケーン・ベルズという新たなプロジェクトを人々に知らせることに貢献した。「トゥナイト・イズ・ザ・ゴースト」のB面ともいえるような楽曲「モンスターズ」は、ヴァンパイア・フィーバーにギターのパンチをくらわせるために選ばれた。ちなみにこれはシュルツにとっては、ビルボード200のチャートで初めてトップをとったアルバムでもある。
その後ハリケーン・ベルズは2010年にEP「Down Comes the Rain」をリリース。そしてついに今、新たなステップを踏み出している。新作「Tides and Tales」もこれまで同様シュルツがたった一人で書き、録音したものだが、パフォーマンスでは今回は友人たちの助けを借りた。ハリケーン・ベルズと最初から一緒にツアーをしているScoutのAshen Keilyn、そしてライヴバンドの友人Christian Bongers(ベース)とColin Brooks(ドラムス)、Travis Harrison(ドラムス)、2曲でハーモニカを吹いているBlue OctoberのJustin Furstenfeld、そして楽曲「Let’s Go」にシンガーとして参加したDave Doobinin。
シュルツはこれら12曲の新曲を「ソニカリーなステップ」だと言う。レコーディングで懸命にドラムの残響やらギターのダーティなストロークやらぼんやりしたリバーブやらを完ぺきな形にしていたのだ。
ジャック・ホワイトの“自主制限”ルールに影響を受けているシュルツは、2週間、誰にも会わずにほとんどの楽曲を書いた。「その間はスタジオ・ワークもライヴもしなかったし、友達にも会わなかったよ。ただずっと書いてた」
「毎日違う楽器を使うようにしていた。単に気持ちを切り替えるためだけど」シュルツは言う。「来る日もずっとギター片手に座っていたら、時々、同じことを繰り返してるだけじゃないかと感じるだろ。だからウクレレやウーリッツァーやオムニコードを使ったりしてたんだ。何か新しいやり方はないかなと思ってさ」
そしてハリケーン・ベルズの最高傑作が出来上がった。たやすく人の心を掴むギターポップに美しく深い瞬間をとらえたフック。そこには愛、喪失、救い、そして1世紀前のジョージ・ティリューと同じ、セカンドチャンスへの思いが込められている。

 

Track List

1, セカンド・チャンス I’ve Got A Second Chance 2:37
2, ポッシビリティーズ Possibilities 3:09
3, ザ・ゴースト・オブ・ハー The Ghost Of Her 2:26
4, ブルー・ブルー・ムーン Blue Blue Moon 3:31
5, アワーズ・ライク・デイズ Hours Like Days 5:02
6, ピアノ・スタント Piano Stunt 2:10
7, レッツ・ゴー Let’s Go 3:17
8, ハウス・オン・ファイア House On Fire 2:52
9. ビフォー・アイム・ゴーン Before I’m Gone 3:12
10, イフ・デイス・ナイト・イズ・オーヴァー If This Night Is Over 3:46
11, フラワーズ・イン・ザ・ダート Flowers In The Dirt 5:50
12, ザ・ハンガー・ムーン The Hunger Moon 2:03
<ボーナス・トラック>
13, テイク・ミー・ホーム Take Me Home 3:26

songs by スティーヴ・シュルツ
produced by スティーヴ・シュルツ