MONO、9作目となる新作”Requiem For Hell”に発売決定!プロデュースにスティーヴ・アルビニを迎え、シカゴのエレクトリカル・オーディオにて制作された渾身の1作。クラシックの繊細かつ壮大なダイナミズムをロック・バンドとして唯一無二の形で表現することで、世界から評価されるMONOの最新の成果がここに。壮大なスケールを持つサウンドスケープはさらに深度を増しながら、アルビニの録音によってロックバンドとして”生”の切れ味を研ぎ澄ました”Requiem For Hell”。
世界を戦慄させるロック・バンドの極北がここに!!!

*Takaakira ‘Taka’ Gotoのコメントはこちら

“このアルバムは2015年に絶え間なく降り注いできたインスピレーションを曲にしたものだ。1曲、また1曲と書き終え、タイトルをつけたあとに、偶然にダンテの”神曲”を読み、自分たちがダンテと同じものにコネクトしていたんだと気づいた。生きながらにして、地獄を抜け、煉獄、そして天国へ行き、現代に戻ってくるという神曲のストーリーはまさに今回のテーマと全く同じものだった。メインカヴァーはグスタフ・ドレが描いた神曲の最後のシーンを使用した。

そしてもうひとつ偶然にも、長き僕達の友、Jeremyに(アメリカのレーベル Temporary Residenceのオーナー)初めての子どもが誕生した。
名前はElyと言い、JeremyはまだElyが母親の体内にいる時からその写真や彼女の心音を僕達に送ってくれていた。
Elyが産まれ、やがて大きくなった時に聴いてもらいたいと思い、彼女の心音をイントロに使用した”Ely’s Heartbeat”という曲をJeremyに贈った。

死と生、肉体と魂、希望と挫折、光と闇、引き継がれる人間の尊厳と誇り、新しい生命、そういったすべてを感じていただければとても嬉しい。”

/MONO 2016

*アルバム情報
MONO
9th album “Requiem For Hell”
Oct 14th, 2016 worldwide release
artist: MONO
title: Requiem For Hell
品番:HSE-8002
発売日:2016年10月14日
定価 : 2500円+税 ※ステッカー封入

1, Death In Rebirth
2, Stellar
3, Requiem For Hell
4, Ely’s Heartbeat
5, The Last Scene

MONOの9枚目の新作アルバム”Requiem For Hell”が10/14にワールドワイドでリリースされる。

MONOが西洋音楽の世界で高く評価され、これまで支持されているその根幹とも言える部分が今作では剥き出しに表現されている。”クラシック”とされる音楽、オーケストレーションの意味、それを2016年の同時代の音楽として感じ、ロック・バンドとして演奏する。その生々しさとダイナミクスをもう一度確認する意味もあったのか、今作はスティーヴ・アルビニをプロデュースに迎え、バンドの感性のままにレコーディングを進め、それに成功している。聴こえてくるのは、破壊的なノイズの中にあっても、確固として流れてくる、嵐の中に芽吹く新芽のような繊細なメロディだ。死の世界からの壮絶な帰還、光と闇の混沌を突き抜けた先にある生の歓喜、様々なテーマをモチーフにしながら、ロック・バンドがクラシック音楽の現代性に新たな創造の道を見出した音楽、それがMONOであることを再確認できる作品となっている。
彼らはロック・バンドの音楽フォームを解体する破壊者としてポスト・ロック・バンドであり、同時に新たな音楽フォーマットを創造するロック・バンドでなのだ。

それはスティーヴ・アルビニがMONOに対して真摯なリスペクトを表明して憚らない理由であり、バンドのソングライターであるGOTOが、破壊者であり、新たな創造者でもあったベートーベンに惹かれる理由でもある。優れたアートに共通する、破壊と創造、そして自由の発露をロンクバンドとして追及はポスト・ロックであり、パンクであり、それはクラシックとされる音楽の同時代的な理解者としてのMONOの存在意義そのものだ。それを直感的に理解し、長年MONOをサポートしてきたレーベルTemporary Residence LTDの先見性であり、TRLがExplosions In The Skyを始め多くのバンドを惹きつける大きな理由でもある。

今作ではそれら全てが有機的に結びついている。4人編成のMONOが出す音の壁はまさにオーケストラのような生々しく圧倒的な音圧で迫ると同時に、その1音1音の持つ繊細な音像が失われることはない。これまでの17年の活動を通じて、破壊と創造を同時に目指したロック・バンドとしての新たな感性、新たな音楽形式の獲得を目指した成果がここにしっかりと録音されている。
日本においても今、ネオ・クラシックとしてクラシック音楽が持っていた同時代性、現代性を今に蘇らせる動きが注目され、MONOに対する評価は遅ればせながらではあるものの、背景となる西洋音楽を軸に理解が進んだと言えるだろう。実際にMONOとの関係の深い演奏者たちが、そのフィールドでも活躍を見せている。

今作は、破壊者としてのポストロック・バンド、MONOの評価を、新しい音楽の創造者としてのMONOが凌駕していく紀念すべき作品になるだろう。